歩法雑感
「専門は太気意拳なのですが、自分の跟歩の感覚として軸を徹底して後ろ足の踵に作り、
前足に極力体重を乗せないことを徹底することで更に深い上下の功が出来てくると感じます。
その為の跟歩と捉え打突の際は前足で空を踏むぐらいでも良く(地面から高く上げろと言うことではありません)、
その後軸の移動に伴い後ろ足が移動する様に最初は後ろ足に徹底して上下軸が有り続ける跟歩をするのがお勧めです。
その様な感覚が出来たら前足は両手と共に第三の触手となり頭と伴い非常に威力や重さが増し、バランスや対応能力が向上します。
そうなれば弓歩や後ろ足の踵以外が接地されていても、又前足に軸が有っても得た功により大分違う状態に成ってきます。
当たり前の話ですが、形式的な跟歩に固執し本質を見失うと跟歩自体が実戦の足かせにも成りえると自分は思います。」
軸足ではない方の足で空を踏む様に打つのは跟歩や振脚系では感じていたんですが、
更に軸を徹底して後ろ足にキープする練功重視の跟歩や歩法は、勿論剣術にも生きて来ます。
自分にとって刀禅で教えて頂いた貴重な宝物の一つです。
でも25年以上形意拳系の武術やってたにもかかわらず、「え?こんなに後ろ足ばっかりに体重有り続けるの!」と足の辛さと今までの認識の甘さに驚いたことが印象的です。
非常感謝!拝!
最近のコメント