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2012年2月

養武禅稽古風景

太気意拳と三体式と単換掌

近況報告失礼いたします。

小用先生をはじめ刀禅会の御発展喜ばしい限りです。

マナウスでは最近の生徒に太気意拳の他に三体式と単換掌を教えてみてます。
...
なかなか覚えられませんが、がんばって練習はしてくれます。

三体式は形意の母拳とも言われ、流派により壁拳とも言われてますが、まだ壁拳とは言わず基本鷹爪掌(鷹足把)の手形で鑚から鷹爪掌の流れで三体式として教えてます。

(現在壁拳を握拳で教えるか考え中)

単換掌は龍形の基本と下からの穿掌で三体式とバランスして教えてみています。

立禅(站椿も)龍・鳳凰・虎・麒麟・熊・亀と基本の立禅を教えたら生徒も区別がつくようになりました。

(意拳知ってる人はどれがどれになるか想像つくと思います。)

後は蟷螂拳と言って意拳のボクシング的打撃に崩捶や蟷螂手をつけて教えてみました(蟷螂拳を本門とされている方には失礼な話ですいません)。

一応過去に七星系はやってましたが・・・・・

結構解り易いようで生徒達は不器用ながら一生懸命やってサンドバク血まみれにして殴ってました(笑い)。

又、マナウスで唯一剣術と言って剣道の防具と竹刀で打ち合う流派が有り、そこで3年ほどやった人間が見学に来て自由攻防で木刀と袋竹刀でやってみましたが、なかなかすじは良かったんですが、やはり刃筋を手首でこねるやり方で、これでは切れないし相手を制せない事を技術的に教えて、袋竹刀でも刃筋部分で出血して切られているのが解る様に打ったら「凄い!」と本気か解りませんが驚いていました。

長ものの薙刀や槍の操法も興味があるらしく、左右や上下の変化からお互い長もので此方が自由攻防で相手の腕から武器を打ち落としながら突いたり切ったりを見せたらこれも驚いて喜んでいました。

相当マナウスではマニアな感じの見学者ですが、血を流しながらも喜んでいたようです(笑)。

ちなみに前回剣術セミナーで来た剣道家も小手を袋竹刀で出血するまで打ったのが効いたのか、今度の火曜日に入会したいと電話がありました。

といっても来ている生徒は4~5人です。

取り敢えず恥ずかしながらご報告までに。

駄文お許しください。

マナウスの地より、刀禅会の益々の御発展を御祈り申し上げます。

愚弟子大関智洋拝

養武禅テクニック(肩こり)編

養武禅テクニックは主にSOTを中心としたクラニアルテクニックと武術や東洋医学。そして東西の身体操作学等を融合させたメソッドです。

これらのテクニックが一番重要視しているのが呼吸運動といえます。


養武禅では、呼吸を第一次呼吸と第二次呼吸に分けて考えています。

第一次呼吸とは、肺呼吸よりも原初的な呼吸運動で、脳と脊髄を取り巻く硬膜(中枢神経系を取り巻く最も外側の膜で、比較的強靭で弾力性が無い)の境界に見られる脳脊髄液を中心とした全ての体液と構造、及びそこに直接付着している構造が含まれる不随意運動(脳の固有運動と脳脊髄液の動揺により引き起こされる髄膜の緊張・弛緩、さらにそれから生じる頭蓋骨関節の可動性と仙骨の規則的に緩やかな揺らぎにいたる整合された身体全体の微妙な運動)をさしています。

第二次呼吸とは、肺の喚気的な不随意・隋意の肋骨と大隔膜を中心とした肺呼吸(ガス交換)をさしています。

上記の第一次呼吸と第二次呼吸の組織的繋がりの重要な橋渡しが筋膜・間膜・隔膜・腹膜・硬膜・骨膜・等の膜と結合組織です。

そして全体の呼吸運動は骨格によるギア運動と膜による滑車運動を伴った、屈曲伸展・収縮と膨張・に類別認識できます。


例えば、人類が立って歩行するという選択を選び、進化の過程での身体構造は四足歩行から二足歩行に移行したため、重い頭を不安定な状態で支えることに成り、肩こりと腰痛は宿命的なものとなったと言われています。

肩こりですが、症状として首筋から肩・肩甲骨周辺にかけて血液の流れが悪くなり、だるい・突っ張る・つまる・こる・鈍痛・疝痛・疼痛等。あるいは、肩こりから頭痛・吐き気・目のカスミ・目の痛み・胸が苦しい・上腹部の張り等。血圧が高い場合、耳鳴りや目まいも起こったりします。

この肩こりは、慢性と急性に分けることが出来、なかには自覚症状も消滅したものも有ります。

自覚症状のない人は心不全やクモ膜下出血等発作性の疾患が起こりやすい状態と考えられます。又、発作性の疾患でけでなく、様々な病気が起こりやすい状態に成っていると考えられます。

一度も肩がこったことが無い様な人が、具合が少し悪く病院に行ったら血圧が高くなっていて、生活習慣病に成っていた例も多数あるようです。

本人に肩こりの自覚がない場合は、神経的シグナルの末期症状だとも考えられ、深刻な病気につながるおそれもあります。

肩こりが自覚できるうちは、良いことで[体の警告]というシグナルを受け止めているのです。

自覚症状の無い肩こりはシグナルが壊れている状態なので要注意です。

肩こりには原因が有ります。

肩こりの原因を取り除くとこりが和らぎ、無理をしたときなど[肩がこる]という症状が感じられるようになって、シグナルが回復した状態に成り「肩がこったな、調子が悪い。休養しよう。」と考えることが出来て、休養をとれば重篤な病気や、入院・手術をしないですむ確率が高くなるわけです。

肩こりは健康のバロメーターともいえるでしょう。


急性の肩こりは原因としては、慣れない仕事や長時間同じ姿勢でいたり手先の細かい作業等、筋疲労が原因の肩こりです。

四足歩行の時は脊柱は地面に対し水平でしたが、二足歩行により垂直を維持する為、主にバランスを取る左右の筋肉群を緊張させて立位の姿勢を保持しています。これが肩や腰の筋肉群に負担がかかり様々な症状が発生してきます。

この様な状態が続き左右の筋疲労から筋委縮が起こり脊柱のゆがみやねじれが生じます。

又、頭の頭頂の矢状縫合部(脳脊髄液が吸収されるところ)まで筋の委縮や補正反応で引っ張られゆがみや固着が起こり、頭部と頸部の接合部周辺(脳脊髄液や血液が還流する出入り口)もゆがみや固着がおこります。

そして脳が作る脳内物質や情報を運び体を改善する水(脳内で作られる脳脊髄液)の吸収や生産率が悪くなり、体幹部への排出量も減っていきます。

今度は体を改善するはずの脳脊髄液が頭蓋内でたまり、脳を圧迫しながら頭蓋を大きくしていき血流の流れも悪くなります。

脳が圧迫され続けると、自律神経の機能が落ち、生命機能全体が落ちて内臓を組織する平滑筋や血管の中の筋肉・骨格筋等、全身の筋組織の収縮と緊張を引き起こしていきます。

脳の機能が落ちると、副腎皮質刺激ホルモンの分泌も悪くなり、脊椎関節の負担からの炎症もでやすくなります。

これらの事からも神経の刺激を起こし、筋肉の収縮が起こってきます。

肩こりとは、虚血性の症状あるいは血液の流れが悪くなりガス交換率が落ち老廃物が貯まり筋組織が収縮する事によって生じると考えられます。


急性と違い慢性の肩こりは、内臓の疲労・衰弱や老化からくる内臓太壁反射として肩こりがしょうじてくると考えられます。

例えば胃に問題が有る場合、左肩甲骨間部側にこりが出来、肝臓の問題が有ると右肩甲骨間部にこりが多く診られます。

又、腎臓が弱ると腸腰筋が収縮して骨盤がゆがみ、その補正でバランスとるため広背筋が緊張しさらに頭蓋骨までゆがめていきます。

それを補正するのに側頭筋や後頭筋も緊張し脳への血流も落ち、脳の機能低下を招き急性と違い前後の筋肉結合組織や骨盤と頭蓋等、それぞれ第一次・第二次呼吸運動と関係の深い補正により肩こりをつくります。

これらの事柄から、慢性の肩こりを改善するには骨盤・脊柱・頭蓋のゆがみや全身の新陳代謝の改善が必要に成っていきます。

この改善が呼吸運動と深く関係しているのです。

慢性の肩こりは内臓の問題や呼吸運動と深く関係しています。



「肩こりぐらいなんだ」と無視せず、健康のバロメーターとして肩こりを捉えて頂ければ幸いです。

学習題材(運動・生理的・心理的概念)

<無住心><無生心>の禅的追求の基礎として、主な学習題材に「静と動の関係性」、「緊張とリラックス」、「意念と身体意識」、「矛盾と合理性」「受け入れ手放す」等を挙げていますが、全ての物事はこれらの要素を含んでいて、各種物事の真理探求に欠かせない題材とも言えるでしょう。

まずは、基礎として少し生理学的にみてみると、筋・結合組織と神経組織の系統が<支持運動>と<目的運動>のシステムを形成しています。<支持運動>は、いわゆるインナーマッスルと呼ばれる筋肉が、短く張り詰め常に忙しく働いていて、最も深い層の骨のすぐそばに在り、それらの筋肉と統一を司る神経組織が機能しています。<目的運動>は、いわゆるアウターマッスルと呼ばれる筋肉が、インナーマッスルより長くて強よくもっと表層に在り、骨よりは皮膚に近く、これらの大きく強力な筋肉と、これらを統合する神経組織が機能して...います。

全ての筋肉は赤筋と白筋の両方の繊維が何百万と入っていて、<支持運動>には疲れにくく持久性に優れる<赤筋>が高い割合で含まれた筋肉が使われ、<目的運動>には、疲れやすい瞬発性に優れる<白筋>が高い割合で含まれた筋肉が使われます。
この二つの生理学的機能を基に、全ての運動は成り立っていて、目的に対しそれにふさわしい筋繊維を多く有した筋肉を使う事が、効率の良い運動と言えます。

そして神経組織が、与えられた目的に対し、適切あるいは不適切な筋繊維を補充することを<増強>と言い、我々が適切な<増強>能力の向上を目指す為に必要な要素の一つが、脊髄レベルで行われる「拮抗抑制」です。運動ニューロン(アルファとガンマ)は細胞の一種で、それから発する電気的信号によって筋肉を収縮させたり、収縮を抑制したりします。我々の脳は原始的レベルで常に運動を起こしたがっている為、筋肉システムは常に圧倒的な量の神経電気的インパルスにさらされています。脳の高次的諸センターが、これらのメッセージのいくつかを<抑制>しない限り、身体はひきつけを起こし、運動出来なくなります。この<興奮>インパルスが脳から脊髄を通して洪水の様に下りて来るのを、脊髄内で<抑制>のインパルスが働き抑えることによって、はじめて協調運動がうまく行われるようになります。

その他の代表的な要素となる「シナプスの可塑性」として、小脳のプルキンエ細胞における「長期抑圧」、海馬および大脳新皮質における「長期増強」、アメフラシの神経節で見出された「感作」等が知られています。

まずは臨床学的にも、静的状態から内観し<興奮>している箇所を捜して<抑制>を意念していきます。そして、静的状態で適切な<増強>を体得した感覚を動的状態で試してみます。更にその感覚を静的状態にフィードバックさせていきます。

適切な動的状態での<増強>の能力を向上させる為には、静的状態で体得した<興奮>と<抑制>の相互の関係性を深く理解することが必要不可欠といえるでしょう。又、緊張とリラックスの身体環境の変化を利用し、内観や意念による<抑制>の理解と身体意識を獲得して行く事により、適切な<増強>能力向上へと繋がっていきます。

生理学的一面からも、人体は二極の矛盾的働きを合理化するシステムが身体各所に存在します。これらの題材により、目的をスムーズに達成することや、自身を投影し森羅万象を体感しながら無や空への<悟性的自由>が体得できると考えています。

我々は自分自身に誕生から今まで<仮想的自我>を創り出し獲得しています。しかし本来の自我ともいえる無為自然な自分自身を発見し、<悟性的自由>を体得するには、相反する<興奮>と<抑制>の関係性を深く理解し、身体的な矛盾を整理、合理化することが大事な要素となります。

2012年2月14日TVーEMTEMPO(SBT)

2012年2月14日TVーEMTEMPO(SBT)の取材

呼吸雑感

太気も意拳も表向きは自然呼吸ですが、ちゃんと理解すると呼吸法が解ってきます。

自分が教える時は、ほとんど呼吸法です。

最初は自分も自然呼吸で教えてました。

でもなかなか生徒が向上しないので、あるとき呼吸を理解し整える事を教えたら劇的に向上していきました。

自然呼吸が初心者は不自然過ぎるので、整えてあげないと武術もなかなか向上しない様です。

そして整って呼吸と動作の関係が理解出来てきたら、呼吸を自然や相手に読まれない様にしながら体が覚えた呼吸力(呑吐力)を使うようにします。

呼吸運動は体の核ともいえますね。

養武禅剣術セミナー2

406979_244801895603558_100002212476   今日は5人の受講者の予定でしたが3人キャンセルでした(これがマナウスの常識です)。

男性のイーボ君は養武禅アカデミアの生徒で、不器用だけど頑張り屋です。

最後は良い変化をしていました。

もう一人の女性は柔道セミナーでも来てくれたジェニーさんです。426207_244796888937392_100002212476

剣術の才能が凄い有る女性です。ビックリしました。

柔道経験者で柔道・剣術共にどちらもセンスが良いようです。

昨日今日で計6人の受講者でした。

ブラジル・マナウスのこの時期では良く集まった方です。

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剣術セミナー雑感

1821382541_102s 今剣術セミナーが終わりました。

今日は生徒以外にベレンで剣道遣ってた人が来てくれました。

重たい刀を想定した剣術の稽古が、最初は剣道の動きや体の使い方と違ったので苦労していました。

突きや相手をコントロールする刃筋のため、剣道家の木刀を持って押させてみると、胸と腰を反り肩を怒らせ腕を伸ばしているので、押させたら前に体重かけてしか押せず、これでさばかれたら崩れて危ないと理解してもらいました。 1821382541_150s

少しずつですが、新陰流の十禁習を遣らない様に訓練する意味が解ってくれたようです。

最初袋竹刀の自由攻防もサバキや動きが大きく、こちらが遣りたい放題でしたが、最後は劇的な変化を見せてくれました。

又、養武禅の生徒達は自分が伝えたいことを理解しようとした稽古をしてくれました。

自分的には非常に良いセミナー稽古に成りました。 1821382541_222s



明日も15:00から剣術セミナーを開始します。


ちなみ全ての剣道家がこの様なレベルではないので誤解しないでください。

少なくともマイミクの剣道家の方々は、自分が口出しするレベルでは有りません(笑)。

十禁習

柳生兵庫助利重(1579~1650)が「始終不捨書」において、新陰流の刀身一致の合致しない身の癖をまとめた禁戒。


〇面(おもて)を引く事

〇身と手の別る事

〇胸反れば手太刀展(の)びざる事

〇胸に肱の付く事

〇腰の折れ踞る事

〇膝の踞る事

〇前へ及び懸かる事

〇手の下る事

〇両足一度に踞る事

〇拳にて太刀を使う事




新陰流は太刀を両手で振るう場合に現れる身体反射(他流では積極的に取り入れる所も有る)を嫌う傾向が強いとの事です。

養武禅要訣~過去レスより~

尻で(股関節部、坐骨部、下腹部の関係)常に地を踏む、踏める状態の稽古。

両足が中心に有る。

肘から先のファンソン(最低限の緊張と最大限の緩みが同時に有る状態)。

足裏の働き。

膝と肘の相対的な関係。

丁八歩の前後の斜面力のソン(緩む)、ジン(緊張)と踵のトルク(踵同士の引き裂きと足先同士の合せ)。

踵後方と脊柱、坐骨部、肩甲骨部、後頭頚部を意識した軸による切り返し。

片目相手、片目後方の目付け。

呼吸の膜とギアの関係。

発力や打拳、蹴り、タックル、テイクダウン、歩法等の速さ、静から動への切り替わりは、先ず左右の足裏と股間節の転換、それに伴う上体の縦円(上下)、横円(水平)、横縦円(前後の螺旋)の三軸方向からの起こりで無駄なく動く事。

静の中の動から動の中の静に転換する事を、足裏の踵の軸からと結び付けると武術的速さが訓練出来ると結論付け、意念と含めて練習している今日このごろ。

最近は脛骨の角度を地面に近付け膝の遊びを無くす事を課題とし、それによって股間節から上体の空間形成が変わる事も解ってきた。

又、丁八歩時に掌の陰陽が変換すると前後の空間形成も変換する。


病は偏り、人が偏るは常。

矛盾の中に真理が在り、全ては螺旋をはらむ。

動中に静、静中に動を探す。

中を視ながら外を観じ、外を視ながら中を観じる。

全てを内包し、全てからこだわりを無くしていく。

表現したい物は表現したかった事を表現したことで、表現したかった物とは違ってしまう過去一瞬のヒトカケラを切り取って現したに過ぎない。

故に表現は無限に有り、どれも正しくも間違ってもいない。

禅とは、追求するとは、その繰り返しと考えられる。

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